2013年05月06日
◇◆製作・桐箱◆◇
今回は着物を入れる収納ケースの製作依頼があり
お手伝いさせていただきました。
お客様のご希望が地桐(国産の桐)でしたので、
県外の製材所にたのんでいたら、
お手伝いさせていただきました。
お客様のご希望が地桐(国産の桐)でしたので、
県外の製材所にたのんでいたら、
10年ほど前に東北の桐を購入した業者さんが
九州のセリで出していると連絡があり、セリ落としてもらいました。
地桐自体が珍しく高価なので
九州のセリで出していると連絡があり、セリ落としてもらいました。
地桐自体が珍しく高価なので
注文分より余計に仕入れました。

荒材で仕入れます。
荒材で仕入れます。
触ると表面がギザギザでトゲが刺さる感じです。

荒材のままだと反りなどがあるので、
荒材のままだと反りなどがあるので、
反りをとり水平を出します。
カンナをあてると、とても綺麗な面が出ます。
カンナをあてると、とても綺麗な面が出ます。
これから一枚一枚剥ぎ合わせて希望の板の大きさにします。

蟻組みで組んだ小さな箱のサンプルを作り、
蟻組みで組んだ小さな箱のサンプルを作り、
感じをみて本番です。

底板は普段ははめ込むのですが、
底が擦れるような使い方をしても
底が擦れるような使い方をしても
一緒に擦れてくれる木釘を使用しました。

完成です。

完成です。
今回は、雨期などの湿度の高い時の桐の膨張分を考慮して、
本体と蓋の隙間は左右合わせて隙間1mm以内で製作しました。
これで湿気の多い日は開きにくくなり、湿気から着物を守ります。

本体と蓋の隙間は左右合わせて隙間1mm以内で製作しました。
これで湿気の多い日は開きにくくなり、湿気から着物を守ります。
Posted by サツマニアデビル at 13:03
│家具製作